ギックリ腰は注射を打てば治るのか?
ギックリ腰になって「病院で注射を打ってもらったら一発で治った」
「歩いて帰ってこれたよ」という話を聞いたことがあります。
注射を打つとギックリ腰は、すぐに治るのでしょうか?
結論から言いますと治りません。
注射を打ってすぐに歩けたのなら、恐らく痛み止めでしょう。
ギックリ腰は痛みがある部分で急性の炎症が起きています。
炎症が一瞬で治るはずはないので痛み止めの薬で
痛みが麻痺しているのでしょう。
注射を打ってギックリ腰が治ったと勘違いしている方は
実はとても危険なのです。
本当は腰が痛くて動けないはずなのに痛くないから動いてしまう。
痛くないから大丈夫と普通に仕事をしてしまうかもしれません。
体の痛みは危険信号
痛みを感じるのは体から発せられる危険信号なんです。
痛みを感じなければ、火傷をしたり、切れて出血しても感じません。
どこかケガをしても、気が付かないかもしれませんね。
痛みを感じないのですから。
なので痛みは、ケガや病気を知らせるための危険信号なんです。
ギックリ腰の場合は腰からの危険信号です。
それを痛み止めで麻痺させているだけなので
治ったと勘違いして平気で動くのは、体にすごく負担が掛かっているのです。
痛み止めは、痛みを分からなくしているだけで
決して治っていないという事を理解することが大切です。